マカオの新IRスタジオ・シティに常設型マジックアトラクション=「レインボーブリッジを消した男」フランツ・ハラレー氏プロデュース
- 2015/6/12 18:07
- ツーリズム
今秋、マカオ・コタイ地区にオープンを予定している大型IR(統合型リゾート)施設「スタジオ・シティ」の目玉施設となるマカオ初、唯一となるマジックをテーマにした常設アトラクションの概要が明らかとなった。
スタジオ・シティの運営会社、メルコ・クラウン・エンターテインメントの発表によると、マジックシアターは世界的人気イリュージョニストとして知られるフランツ・ハラレー氏がプロデュースを担当し、名称は「ザ・ハウス・オブ・マジック(中国語表記:魔幻間)」に決まった。
「ザ・ハウス・オブ・マジック」はテーマとサイズの異なる3つのシアターで構成され、ゲストはそれぞれをめぐり、フランツ・ハラレー氏率いる欧米の第一線で活躍するトップイリュージョニストたちによる別の内容のショーを楽しむことができるという。フランツ・ハラレー氏のラボを再現した展示やマジック関連グッズ販売コーナーも併設する。
フランツ・ハラレー氏は「レインボーブリッジを消した男」として日本での知名度も高い。他にも、エジプトではスフィンクス、アメリカではスペースシャトルを見事に消し去り、ハワイではダイヤモンドヘッドを移動させるといった数々の伝説を持つ。また、1984年にマイケルジャクソンと組みコンサートに出演。その後、ジャネット・ジャクソン、ジャスティン・ビーバー、浜崎あゆみなど数々の著名アーティストのライブにイリュージョンという新しい演出手法を持ち込んだ人物でもある。
「スタジオ・シティ」はハリウッド映画をテーマとしたIR施設で、2つのホテル棟の間に世界最高となる高さ130mの8の字観覧車「ゴールデン・リール」が設置される独特の外観。リゾート内にはカジノ、客室数1600室規模のホテル、バットマンのアトラクション「バットマン・ダーク・フライト」、2800平米のファミリー向けレジャー施設、客室数5000席のマルチアリーナ、ショッピングモールなどで構成される。プロジェクト総工費は32億米ドル(日本円換算:約3900億円)。オープン時期は今年(2015年)第3四半期の見込み。