マカオ航空、夏休みに関空線を増便へ=週9往復体制に
- 2015/6/19 11:53
- 澳日関係
マカオ航空は6月17日、日本公式ウェブサイトで今年(2015年)夏季シーズンにおけるマカオ・大阪(関西)線の臨時便増発スケジュールを発表した。7月16日〜8月31日まで、木曜日及び日曜日にそれぞれ1往復する予定(当局の認可取得が条件)。
現在、マカオ航空はマカオと日本を結ぶ直行定期便を運航する唯一の航空会社となる。大阪(関西)線をデイリー(1日1往復)、東京(成田)線を週4往復(火・木・土・日曜に各1往復)運航している。
大阪(関西)線については、今年3月からデイリー運航化及び使用機材の大型化を実施している。昨今、マカオでは円安を背景に日本渡航がブームとなっており、中でも、ハリーポッターをテーマにした新アトラクションを導入したUSJなどをきっかけに、関西エリアの注目度が高まっている。7、8月はマカオでも夏休みのピークシーズンとなることから、今回の臨時便による増便計画についても、拡大が続く訪日需要への対応とみられる。また、東京(成田)線についても、今年中を目標にデイリー運航化を計画しているとされる。
マカオ航空はマカオに本拠地を置くマカオを代表するフラッグシップキャリアで、中国4大航空会社の一角にあたるエアチャイナ(中国国際航空)が7割弱、マカオ特別行政区政府が2割強の株を保有する。世界的なアライアンスには加入していないが、エアチャイナ、全日空、アシアナ航空、タイ国際航空といったスターアライアンス系航空会社を中心にコードシェアを行い、マイレージサービスではエアチャイナ、全日空と提携している。