マカオ、カジノIR運営各社の販促費比率上昇=平場カジノ売上の10%超

マカオの月次カジノ売上(グロス・ゲーミング・レベニュー)が昨年(2014年)6月から今年6月まで13ヶ月連続で前年割れを記録。今年1〜6月の累計カジノ売上は、前年同月比37.0%減の1216.45億パタカ(日本円換算:約1兆8721億円)となっている。

マカオの月刊英字経済誌「マカオビジネス」が7月1日付電子版でドイチェバンクのレポートを元に報じた記事によると、マカオのカジノIR施設運営各社の間でマスゲーミング売上(いわゆる「平場」カジノフロアからの売上)対する販促費比率が上昇しているとのこと。

マカオのカジノ運営ライセンスを保有する6陣営のうち、ウィン、サンズ、メルコ・クラウンの3社が今年第1四半期に投じた販促費は2.06億米ドル(日本円換算:約253億円)に上り、同期のマスゲーミング売上の10.2%分に相当するという。8.8%分の2.20億米ドル(約270億円)だった前年同期はと比較すると、カジノ売上下落に伴う母数の縮小により金額そのものは減少したが、比率は1.4ポイント上昇した。

マカオの大型カジノIR(統合型リゾート)施設集積エリア、コタイ地区の夜景(資料)=2015年3月(写真:GCS)

マカオの大型カジノIR(統合型リゾート)施設集積エリア、コタイ地区の夜景(資料)=2015年3月(写真:GCS)

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