台風10号、香港・マカオ直撃か=9日夜から10日未明に最接近の見通し
- 2015/7/9 9:46
- 香港・大湾区
3つの台風が同時発生している中、それぞれが影響し合うことで動きが複雑化している。このうち、台風10号(アジア名:蓮花=リンファ)について、当初予想と全く違う進路を進んでおり、香港・マカオを直撃する可能性が高まっている。
マカオ地球物理気象局が7月9日午前8時(現地時間、以下同)に発表した最新情報によると、台風10号はマカオの東約350kmの南シナ海海上に位置している。中心付近の気圧は965hPa、最大風速は131km/hで、およそ15km/hのスピードで西に向かって進んでいる。
同局では8日午後9時30分に台風警報レベル「1」を発令し、9日の昼間にも「3」へ引き上げることを検討しているという。
台風10号が香港・マカオに最接近する時間帯は9日夜から10日未明とみられる。
香港・マカオの台風警報レベルは「1」、「3」に次ぐ上位が「8」となる。警報レベル「8」が発令されると、香港とマカオを結ぶフェリーが運休となるほか、陸上交通機関についても多くが運休または運転見合わせとなる。
今回の台風10号は、他の台風の影響を受け動きが予想しづらいとされており、最新情報に留意するよう心がけたい。