マカオの新規住宅ローン承認額、前月比14.5%下落=15年5月
- 2015/7/13 14:55
- 産業・経済
マカオ政府金融管理局は7月13日、今年(2015年)5月の住宅及び商業物件向けローンの新規貸付承認総額を発表。新規貸付承認額は前月に続き住宅向け、商業向けとも下落、未返済ローン残高についてはいずれも上昇した。
新規住宅ローン貸付承認総額は前月から14.5%下落の37億パタカ(日本円換算:約569億円)となった。このうち、マカオ居民(=マカオ居留権保有者)が占める割合は96.3%。金額ベースではマカオ居民向けが13.0%、非居民向けが41.8%のそれぞれ下落。前年同月比では38.4%の下落。
プレビルド(未完成)物件に対する新規貸付承認額は前月から79.1%の下落となる3億パタカ(約46億円)。このうち、総額の93.0%を占めるマカオ居民向けが78.6%下落。前年同期比でも62.2%下落。
新規商業物件向けローン貸付承認額は55.4%下落の41億パタカ(約631億円)。このうち、マカオ居民が占める割合は88.4%。金額ベースでは、マカオ居民向けが53.6%、非居民向けが65.6%のそれぞれ下落。前年同期比でも32.7%下落。
5月末現在の住宅ローンの未返済残高は1632億パタカ(約2兆5112億円)で、前月末から0.6%、前年同時期から24.9%のそれぞれ増。このうち、マカオ居民が占める割合は94.1%。マカオ居民と非居民の未返済ローン残高はそれぞれ前月から0.6%、0.5%のそれぞれ増。
商業物件向けローン未返済残高は前月末から1.5%、前年同時期から36.2%のそれぞれ増となる1393億パタカ(約2兆1434億円)。このうちマカオ居民が占める割合が89.0%。マカオ居民と非居民の未返済ローン残高はそれぞれ前月から1.4%増、2.9%増。
5月末締めの住宅ローン未返済比率は0.08%で、前月末と同水準、前年同月から0.01ポイント上昇。商業物件向けローンの未返済比率は0.05%で、前月末と同水準、前年同月から0.01ポイント下落。