世界一の象牙販売都市は香港=保護団体指摘、大半が中国本土客向け

WWF(世界自然保護基金)香港とケニアに本部を置くゾウの保護団体「セーブ・ザ・エレファンツ」は7月16日、香港で共同記者会見を開催した。「セーブ・ザ・エレファンツ」は最新調査報告書の中で、香港が世界最大の象牙製品販売都市になっていると指摘し、香港における象牙の加工及び貿易に対する規制強化の必要性を訴えた。

「セーブ・ザ・エレファンツ」が昨年(2014年)12月から今年1月に香港の主な繁華街にある72の店舗で調査を行ったところ、3万856点の象牙製品が販売されていたことが確認されたという。そのうち、57%がペンダント、31%が小さな彫像で、いずれも収蔵や輸送に便利なサイズという共通点を挙げている。また、香港で象牙製品を購入するのは9割以上が中国本土からの観光客ことも分かったという。

香港では、1990年以前に香港へ輸入され、備蓄されている象牙を原料とした製品の販売は合法とのこと。しかしながら、WWF香港によると、香港における象牙販売市場が活況を示している中、香港政府漁農自然護理署の管理下にある象牙の備蓄量は過去4年間でほとんど変わっていないとし、市場に並ぶ製品が合法的な原料を使ったものであるかどうかに疑問が残るとした。

香港の町並み。九龍半島の尖沙咀からヴィクトリアハーバー、香港島のセントラルを望む(資料)—本紙撮影

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