マカオでサンズマカオ、ヴェネチアンマカオなど複数の大型カジノIR(統合型リゾート)施設を運営する米ラスベガスサンズグループ傘下のサンズチャイナ社が今年(2015年)第2四半期(4-6月)業績を発表。マカオ全体のカジノ市場が低迷する中、大幅な減収減益となった。
サンズチャイナ社の第2四半期の売上高は前年同期比25.6%減の17.7億米ドル(日本円換算:約2193億円)、調整後EBITDAは29.5%減の5.64億米ドル(約699億円)、純利益は37.3%減の3.88億米ドル(約481億円)。
マカオのカジノ売上は昨年(2014年)6月から今年6月まで13ヶ月連続で前年割れとなっている。
ラスベガスサンズグループのシェルドン・アデルソン会長は業績レポートの中で「マカオ市場は依然として困難に満ちているが、継続してIR(統合型リゾート)ビジネスモデルの展開を継続していくと同時に、グローバル展開を進める」とコメントしている。また、サンズチャイナ社がマカオ・コタイ地区で開発を進める新IR施設「パリジャンマカオ」について、政府から関連認可を獲得済みで、12ヶ月後にグランドオープンが可能との見通しを示した。