マカオのカジノライセンスを保有する6陣営の一角、SJMホールディングスは8月12日、今年(2015年)上半期(1〜6月)の業績を発表。売上高は前年同期比40.1%減の266.11億香港ドル(日本円換算:約4270億円)、純利益は54.1%減の17.91億香港ドル(約287億円)、調整後EBITDAは49.1%減の22.62億香港ドル(約363億円)となった。
マカオのカジノ市場の低迷を受け、カジノ売上は40.3%減の263.19億香港ドル(約4223億円)にとどまった。なお、上半期のマカオ全体のカジノ売上は37.0%減だったことから、市場シェアを落とす結果となった。
SJMホールディングスのアンブロース・ソーCEOは、マカオ市場の将来性ついて依然として楽観的な見方を示した。コタイ地区で開発プロジェクトを進める新規大型IR「リスボアパレス」の進捗状況は順調で、2017年の開業予定に変わりはないとした。
SJMホールディングスは、かつてマカオのカジノ経営権を独占していたSTDMが前身で、マカオ半島に旗艦施設「グランドリスボア」と「リスボア」を構えるほか、直営及びフランチャイズ形式で中小カジノ施設を複数展開している。