マカオ政府税関(澳門海關)は6日、5日にマカオ半島中区、北区のショッピングモール、ネイルサロンで偽「ハローキティ」人形などのグッズを販売しているショップ4店を知的財産侵害の疑いで捜索、経営者ら8名を検挙したと発表。
該当する店内で見つかった知的財産侵害商品はサンリオのキャラクター、ハローキティ、マイメロディ、リトルツインスターズのほか、シャネルやアップル社のものもあった。携帯電話保護カバー、グリーティングカード、キッズ用下着、デコレーショングッズ、人形、文具、アクセサリーなど、合計461点で、価格は4万パタカ(約40万円)相当。商品は外地から少量に分けてハンドキャリーやインターネット購入を経て輸入され、仕入れ値10~250人民元のものを約3~6倍の価格で小売していたとう。今回捜索されたショップはどれもマカオ半島を代表する商業、観光エリアにあり、マカオ市民と旅行者をターゲットにしていた。
今回検挙されたのは年齢22~60歳の男女8名で、うち2名が域外労働者。マカオ税関では「工業産権法律制度」第291条及び292条に基づき、8名を送検する。最高刑は懲役6か月または30~90日の罰金。
マカオでは観光、ショッピング都市のイメージを損なう偽物の販売に対して税関を中心としたチームが厳しく対応、知的財産権の保護に積極的だ。また、税関では市民からの偽物販売に関する情報提供を呼び掛けている。情報提供先はマカオ税関、E-mail「info@customs.gov.mo」24時間情報提供ホットライン「+853-2896-5001」まで。