マカオのカジノ関連企業パラダイスエンターテイメントが赤字転落=15年上半期
- 2015/9/2 12:39
- カジノ・IR
マカオのカジノ機器製造メーカーで、カジノ運営も手がける香港上場企業のパラダイス・エンターテイメント社の今年(2015年)上半期(1〜6月)の業績について、2390万香港ドル(日本円換算:約3.7億円)の赤字に転落したことが明らかとなった。なお、前年同期は4560万香港ドル(約7.1億円)の黒字だった。
マカオの月刊英字経済誌マカオビジネスが9月1日付電子版で報じた。パラダイス・エンターテイメントが香港証券取引所に提出した報告書によると、上半期の売上は前年同期比6.4%減の5億7110万香港ドル(約88.6億円)。調整後EBITDAは同66.3%減の4980万香港ドル(約7.7億円)。
同社では、上半期の減収減益要因として、中国本土における経済成長の減速及び反汚職キャンペーンなどによるマカオのカジノ売上の下落を挙げたとのこと。
マカオのカジノ売上は昨年6月から今年8月まで15ヶ月連続で前年割れとなっている。今年上半期の累計カジノ売上は1216.45億パタカ(約1兆8319億円)で、前年同期比37.0%減。
パラダイスエンタテインメント社は近年普及が進むライブ・マルチ・ゲーミング・システムに強みを持つカジノ機器製造メーカーのLTゲームを傘下に持ち、カムペックパラダイスカジノ、ワルドカジノ、マカオジョッキークラブカジノなど、マカオで複数のカジノ施設を運営している。