マカオ航空、マカオ〜東京・成田線をデイリー運航へ=11月11日から
- 2015/9/17 11:03
- 澳日関係
マカオと日本(東京及び大阪)の間を結ぶ直行便を自社運航する唯一の航空会社となるマカオ航空が、今年(2015年)3月の大阪・関西国際空港線に続き、今年11月11日から東京・成田国際空港線についてもデイリー運航化(現在は火・木・土・日の週4便)する予定という。
日本のトラベル情報専門インターネットメディア、トライシーなどが報じた。また、報道内容によると、今回のデイリー化に伴い、機材についても従来のエアバスA319型からA320型に大型化を図るという。
本紙がマカオ航空のマカオ版ウェブサイトで確認したところ、すでに増便分の予約が可能な状態となっていることが確認できた。
マカオ航空の成田便は過去にデイリー運航を行っていた時期もあるが、2012年秋以降の日中関係の複雑化を受け、搭乗率が3割にまで落ち込んだことから、2013年1月に週2便へ大幅な減便を行った。その後、同年4月から週4便となり、現在に至っている。
昨今、マカオでは円安などを背景に日本渡航がブームとなっており、マカオから日本を訪れる訪日旅客需要の高まりで、日本線は定期便、チャーター便ともに高い搭乗率をキープしているとされる。
マカオ航空はマカオに本拠地を置くマカオを代表するフラッグシップキャリアで、中国4大航空会社の一角にあたるエアチャイナ(中国国際航空)が7割弱、マカオ特別行政区政府が2割強の株を保有する。世界的なアライアンスには加入していないが、エアチャイナ、全日空、アシアナ航空、タイ国際航空といったスターアライアンス系航空会社を中心にコードシェアを行い、マイレージサービスではエアチャイナ、全日空と提携している。