マカオ、国慶節連休中のホテル価格単価2割下落=客室稼働率は前年並みの8割台後半
- 2015/10/10 17:39
- 産業・経済
中国の建国記念日にあたる10月1日の国慶節からスタートした1週間に及ぶ大型連休が7日に終了した。マカオ入管当局の初期統計によると、7日間の連休中の訪マカオ旅客数は前年同期比2.73%増の106万9592人(のべ、以下同)で、このうち中国本土旅客が7.11%増の96万6652人だった。
マカオ政府旅遊局(観光局)が業界提供資料を元にまとめたデータでは、連休期間中(10月1〜7日)の3〜5つ星ホテルの平均客室稼働率は前年同期比0.3ポイント下落の86.86%、平均客室単価は21.96%下落の1477パタカ(日本円換算:約2万2200円)となった。
なお、マカオのホテル客室数の6割強を占める5つ星に限った客室稼働率は3.31ポイント下落の88.79%、客室単価は19.14%下落の1958パタカ(約2万9500円)。また、3つ星ホテルの客室単価が1321パタカ(1万9900円)となり、4つ星ホテルの1151パタカ(約1万7300円)を上回るという逆転現象も見受けられた。
今年に入って以降の相次ぐ新ホテル開業により供給客室数が7.2%増えていることから、各ホテルが低価格プロモーションによる集客を図ったことで、前年並みの客室稼働率を維持したものとみられる。