訪マカオ旅客の消費額約6兆円、アジア太平洋地区2位=14年

カジノIR(統合型リゾート)や世界遺産といった見どころを抱えるマカオはアジア有数のリゾート・デスティネーションとして知られる。

マカオの日刊紙澳門日報が10月14日付紙面で報じた記事によると、国連世界観光機関(UNWTO)マーケティング部のジョン・ケスター主任は10月13日、マカオで開催された世界ツーリズム経済フォーラム(GTEF)で講演を行った際、昨年マカオを訪れた旅客による消費額が511億米ドル(日本円換算:約6.1兆円)となり、中国本土の570億米ドル(約6.8兆円)に次いでアジア太平洋地区第2位だったとするデータを示したという。

昨年中国本土を訪れた国際旅客は5600万人(のべ、以下同)で域内最多だったが、マカオは第5位の1500万人にすぎず、訪マカオ旅客1人あたりの消費額の大きさが目立ったとのこと。

昨年中国本土から海外(香港、マカオ、台湾を含む)へ出かけた旅客数は1.17億人、消費額は1650億米ドル(約19.7兆円)に達し、いずれもアジア太平洋地区最大だったという。

マカオを代表する観光名所の1つ、世界遺産・聖ポール天主堂跡(資料)—本紙撮影

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