マカオ・コタイ地区では、マカオのカジノ経営ライセンスを保有する6陣営による大型カジノIR(統合型リゾート)の建設ラッシュが進む。
米ラスベガスサンズグループ傘下でヴェネチアンマカオやサンズコタイセントラルなどのIRを運営するサンズチャイナは10月15日午後、2016年下半期の開業に向け工事を進めるフランス・パリをテーマにしたIR「パリジャンマカオ」のシンボルとなる「エッフェル塔」の封頂式を開催した。
こちらのエッフェル塔はパリの本家エッフェル塔の建設当時(1899年)の姿を再現したものといい、高さは本家の2分の1となる約160メートル、38階建てのビルに相当する。また、単なるレプリカではなく7階と38階に展望台が設けられる予定で、カジノIRが建ち並ぶコタイ地区の眺望を楽しめるとのこと。また、6階には展望レストランも入るという。
パリジャンマカオはエッフェル塔のほか、およそ3000室のホテル客室、カジノ、ショッピングモール、コンベンション、シアターなどで構成され、ノンゲーミング(非カジノ要素)の充実により大人から子供まで幅広い年齢層が楽しめる施設を目指すとしている。
封頂式ではスタッフのユニフォームも披露された。
なお、エッフェル塔はラスベガスのIR「パリス・ラスベガス」にも設置されており、サイズはマカオと同じく本家の2分の1となる。