マカオのカジノ、平場のバカラ売上プラスに転じる=15年7-9月期

マカオ政府博彩監察協調局は10月16日、今年(2015年)第3四半期(7〜9月期)のゲーミング統計を公表した。

マカオの第3四半期のカジノ、ドッグレース、競馬、ロト、スポーツベッティングの合計売上は第2四半期から4.4%減の546.02億パタカ(日本円換算:約8143億円)。このうちカジノによる売上が4.4%減の543.71億パタカ(約8109億円)で、ゲーミング売上全体の99.6%を占めた。

カジノ売上の内訳では、VIPルームの売上が反映されるVIPバカラが8.2%減の289.91億パタカ(約4325億円)となり、下落が目立った。一方、マス(平場)のバカラは187.63億パタカ(約2799億円)で0.7%増とわずかながらプラスに転じた。カジノ売上全体に占めるバカラゲームの割合は87.8%と他のゲームを圧倒している。

今年第3四半期末時点のゲーミングテーブル台数は第2四半期末から5台増の5819台、スロットマシン台数は21台増の1万4213台。

マカオ全体の月次カジノ売上は、昨年6月から今年9月まで16ヶ月連続で前年割れとなっており、低迷が長期化の様相を呈している。今年1〜9月の累計カジノ売上は36.2%減の1760.15億パタカ(約2兆6260億円)。

カジノチップとバカラのゲーミングテーブルのイメージ(資料)—本紙撮影

カジノチップとバカラのゲーミングテーブルのイメージ(資料)—本紙撮影

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