マカオの9月住宅不動産市場、取引件数増加に転じるも平均平米単価の下落続く
- 2015/10/30 16:55
- 産業・経済
マカオ政府財政局が10月30日に公表した最新統計によると、今年(2015年)9月の住宅売買・移転にかかる不動産印紙税の対象となった取引件数は前月から5.2%、前年同月から0.1%のそれぞれ増となる466件となった。
取引件数が回復した一方、平均平米単価は前月から0.6%、前年同月から14.2%のそれぞれ下落となる8万3595パタカ(日本円換算:約126.4万円)だった。
マカオ経済の屋台骨といえるカジノ売上が昨年(2014年)6月から今年9月まで16ヶ月連続で前年割れとなっていることに加え、相次ぐ人民元の切り下げ、中国本土及び香港市場の株安などが重なっている状況で、マカオの住宅不動産市場についても冴えない状況が続いている。