マカオの10月住宅不動産市場軟調=取引件数、平均平米単価とも下落
- 2015/11/30 17:57
- 産業・経済
マカオ政府財政局が11月30日に公表した最新統計によると、今年(2015年)10月の住宅売買・移転にかかる不動産印紙税の対象となった取引件数は前月から17.8%、前年同月から9.0%のそれぞれ減となる383件で、今年2月以来最低を記録した。
平均平米単価についても前月から5.0%、前年同月から25.4%のそれぞれ下落となる7万9344パタカ(日本円換算:約122.4万円)だった。
マカオ経済の屋台骨といえるカジノ売上が昨年(2014年)6月から今年10月まで17ヶ月連続で前年割れとなっていることに加え、相次ぐ人民元の切り下げ、中国本土及び香港市場の株安などが重なっている状況で、マカオの住宅不動産市場についても冴えない状況が続いている。