マカオ空港、ビジネスジェット離発着回数2ケタ減=1〜10月、カジノ低迷余波

世界最大のカジノ都市マカオの空の玄関口となるマカオ国際空港では、カジノ運営企業のロゴの入ったビジネスジェット機(プライベートジェット)を見かける機会も多い。「ハイローラー」と呼ばれる大口ギャンブラーの送迎などに利用されているという。

マカオ政府民航局の統計データによると、今年(2015年)1〜10月のマカオ国際空港のビジネスジェット離発着回数は前年同期比14.3%減の1516回だったという。地元英字経済紙は2010年以来で初めてマイナスに転じたと報じている。

民航局のサイモン・チャン局長はマカオ立法会議員から今後の展望に関する質問を受け、書面で回答した際、マカオにおけるビジネスジェット需要は外部(中国本土)経済の改善に伴うハイローラーのマカオ渡航回復が見込まれることから、依然として楽観視できるとの見方を示したとのこと。

マカオのカジノ売上は昨年6月から今年11月まで18ヶ月連続で前年割れ、今年1〜11月の累計でも35.3%減と低迷が長期化している。中国本土経済のスローダウンや反汚職キャンペーンの拡大などによって、ハイローラーのマカオ渡航意欲が減退したためとみられる。

1995年に開港したマカオ国際空港はジャンボジェットの離発着が可能な3420メートルの滑走路を持ち、24時間運用を行っている。マカオ周辺の珠江デルタ地区には香港、深セン、珠海、広州に空港があり、世界有数の空港激戦区といわれる。

マカオ国際空港(資料)=マカオ・タイパ島―本紙撮影

マカオ国際空港(資料)=マカオ・タイパ島―本紙撮影

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