今年のマカオGP、過去最高売上記録=地元経済への波及効果も
- 2015/12/15 11:53
- 産業・経済
今年(2015年)11月19〜22日の4日間にわたってマカオ・ギアサーキットを舞台に開催された「サンシティグループ第62回マカオグランプリ」について、大会組織委員会は12月14日、総括を発表した。
今大会の入場者数は前回大会並みの約8万人。チケット売上は1270万パタカ(日本円換算:約1.9億円)、スポンサーからの協賛金などを含む総売上は5300万パタカ(約8.0億円)に達し、いずれも4日間開催大会として過去最高を記録したという。なお、大会運営に伴う支出は前年並みの2億パタカ(約30.3億円)。
今大会では「サンシティグループフォーミュラ3(F3)マカオグランプリーFIA F3インターコンチネンタルカップ」、世界初開催となるFIA-GT3規格マシンによる「SJMマカオGTカップーFIA GTワールドカップ」、二輪車の「サンシティグループマカオモーターサイクルグランプリ」など8つのレースが開催され、90のレーシングチーム、31の国と地域から221人のドライバーが参加した。
また、会期中の公式ウェブサイトのページビューは前年から53%増となる1500万を超えたとのこと。アクセス元の国・地域別トップ10は香港、マカオ、中国本土、英国、台湾、日本、米国、ドイツ、カナダ、オーストラリアで、国際的に注目度の高いイベントだった証左だとしている。
地元経済への波及効果も顕著に見受けられた。旅遊局(観光局)及び警察当局の資料によると、会期中の訪マカオ外客数は40万人、3〜5つ星ホテルの客室稼働率は近月の平均を大きく上回る93.47%に達したという。
来年(2016年)の第63回マカオグランプリ開催日程は11月17〜20日の4日間を予定している。