アジアクラブ&バーアワード初開催決定=16年5月マカオ国際ナイトクラブショーで

今年(2015年)10月、スペイン・イビザ島の老舗クラブとして知られるパチャがマカオの大型IR(統合型リゾート)スタジオ・シティ内に進出したというニュースも記憶に新しい。近年、マカオでは本格的なクラブやディスコのオープンが相次ぎ、EDM(エレクトロニック・ダンス・ミュージック)が盛り上がりをみせている。

そんな中、アジア全域のクラブ及びバーを対象に、コンセプト、オペレーション、イノベーションといった評価項目で卓越したパフォーマンスを発揮する施設を選出、表彰する第1回アジアクラブ&バーアワードの授賞式が2016年5月18日から20日までマカオ最大規模のIR施設、ヴェネチアンマカオで開催されるマカオ国際ナイトクラブショー(MICSマカオ)の期間中に行われることが決まったという。

アワードのカテゴリーはアジアベスト15クラブ賞、アジアベスト15バー賞、ベストオーバーロールエクスペリエンス賞など7部門。審査員にはクラブ専門誌Boomのジュール・オブライエン編集長、DJ専門誌DJマグアセアンのニコラス・ダニエル・ラジCEO、エンターテイメント・イベントコンサルティング会社エンターテイニングアジアのニック・ウィルシャー社長、ヨーロピアンナイトライフアソシエーションのマウリツィオ・パスカ会長ら業界事情に精通したプロフェッショナルが名を連ねる。

主催のリードエグジビション社によると、MICSマカオは2010年からモナコで毎年開催され、成功を収めているモナコ国際ナイトクラブショーのマカオ版として企画されたナイトライフ及びエンターテイメントにスポットを当てたアジア初の大型見本市で、業界の最新製品やトレンドが一堂に会する展示会のほか、夜間には海外の有名DJによるクラブイベントも開催するとのこと。会期中、マカオ及び周辺各国・地域から商業施設購買及び技術担当者、飲料販売業者、バーテンダー、イベントエージェントら有力バイヤーを中心とした業界関係者3000人以上の来場を見込んでおり、アジアでは他に類を見ない貴重なビジネスマッチングの場を提供できるとしている。バイヤーからは日本の飲料メーカーなどに対する期待も高いとのこと。日本企業からの出展問い合わせ等についてはリードエグジビションの日本オフィスにあたるリードISGジャパン(電話:03-6261-2996)が日本語でサポートする体制を用意しているという。

中国本土、アジアへのゲートウェイとして注目を集めるマカオで開催される大型展示会での日本勢の活躍に期待したい。

MICSマカオが開催される大型IRヴェネチアンマカオ(資料)=マカオ・コタイ地区—本紙撮影

MICSマカオが開催される大型IRヴェネチアンマカオ(資料)=マカオ・コタイ地区—本紙撮影

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