マカオの11月住宅不動産市場、取引件数増加に転じるも平均平米単価は下落続く
- 2015/12/31 13:23
- 産業・経済
マカオ政府財政局が12月31日に公表した最新統計によると、今年(2015年)11月の住宅売買・移転にかかる不動産印紙税の対象となった取引件数は前月から34.5%、前年同月から8.4%のそれぞれ増となる515件で、今年2月以来最低を記録した前月から回復した。
一方、平均平米単価については前月から5.7%、前年同月から18.4%のそれぞれ下落となる7万4771パタカ(日本円換算:約112.8万円)だった。
マカオ経済の屋台骨といえるカジノ売上が昨年(2014年)6月から今年11月まで18ヶ月連続で前年割れとなっていることに加え、相次ぐ人民元の切り下げ、中国本土及び香港市場の株安などが重なっている状況で、マカオの住宅不動産市場についても冴えない状況が続いている。