中国・深圳市でタクシー運転手による大型スト=配車アプリに抗議
- 2016/1/5 12:15
- 香港・大湾区
香港と隣接する中国広東省最大の都市、深圳市で1月4日、タクシー運転手による大型ストが発生。影響は市内全域に及び、空港、鉄道駅、出入境施設、病院といった公共施設のタクシー乗り場のほか、流しでも空車が全く見つからない状況が続いたという。
昨今、中国の主要都市では米国系のUBER(ウーバー)や中国系の滴滴快的(ディディ・クァイディ)が展開するスマートフォン向けアプリを用いた配車サービスが相次ぎ登場している。現地メディアの報道によると、今回のストに参加した運転手らは配車アプリによって収入が激減したと訴えており、当局に対して規制の導入を求めているとのこと。
なお、Uberは中国の特別行政区にあたる香港とマカオでもサービスを開始したが、いずれも当局から「白タク」にあたるなどとして取り締まりの対象とされるなど、苦戦を強いられている。