マカオ・新口岸エリアにある凱旋門カジノのVIPルーム部門で副総裁の立場にある男性が行方不明になっており、勤務先から9000万香港ドル(日本円換算:約13.9億円)を超える現金とゲーミングチップを横領した疑いが持たれているという。
マカオのテレビ局、澳亜衛視が1月5日朝のニュースで報じた。あるVIPルームの担当者の話によれば、凱旋門カジノ内には10ヵ所のVIPルームがあり、いずれも行方不明となった男性を通じて営業ライセンスを取得し、アカウント管理や利益配分も担っていたとのこと。
なお、マカオ司法警察局はすでに捜査に着手したことを認めたが、現時点で発表できる資料はないという。
マカオでは昨年(2015年)9月にも別のカジノ施設のVIPルームで最大20億香港ドル(約308億円)にも達するという多額の現金とともに会計を担当していた管理職スタッフが姿を消すという事件が発生している。