休暇返上でピークを乗り切る―イミグレ担当官

マカオへの主要玄関口、フェリーターミナルを管轄するマカオ政府港務局の黃穗文局長らは18日、多くの観光客が訪れるピークシーズンとなるクリスマスホリデー期を前に、ソフト・ハード両面での準備状況を確認するためマカオフェリーターミナル(外港碼頭)の視察を行った。

港務局ではフェリーターミナルの運営に関係する治安警察局出入境事務庁、税関、旅遊局の政府部門とフェリー運営会社による合同会議を開催し、的確な旅客誘導についての認識を共有を図ってきた。特にピーク時はイミグレーション審査待ちの行列時間が長くなることから、旅客の不満を最小限にとどめるため、待ち時間の短縮に官民で全力を注ぐ方針。中でもイミグレーション審査を担当する治安警察局出入境事務庁では、12月20日から26日までのピーク期間中、担当官の休暇取得をストップする異例の措置に踏み切った。これによって昨年と比較してイミグレーション審査ブースを増やすことができるという。

これまで飲食関連施設が少ないことを指摘されてきたマカオフェリーターミナル(外港碼頭)だが、3階に2つの飲食店が開業することも発表された。現在、工事は最終段階で、クリスマスホリデーに間に合うよう開店を目指すという。

港務局ではクリスマスホリデー時期にフェリーターミナルを利用する際、早めのチケットの手配と天候によるフェリースケジュールの変更について注意するよう呼びかけている。ここ数日、霧が発生しやすい気候となっているため、ピーク時と悪天候が重なることで混乱が生じやすい。

フェリーターミナルの視察を行う港務局黃穗文局長、18日 (c) 港務局

フェリーターミナルの視察を行う港務局黃穗文局長、18日 (c) 港務局

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