10月新規ローン貸付、住宅下落・商業上昇
- 2012/12/19 14:08
- 産業・経済
マカオ政府金融管理局は19日、2012年10月の住宅及び商業物件ローン新規貸付承認総額を発表した。住宅向けが下落に転じ、商業物件は上昇を持続している。
10月の新規住宅ローン貸付承認総額は42億パタカとなり、前月比9.1%の下落。うち、マカオ居民が占める割合は91.6%に。金額ベースではマカオ居民が6.4%、非居民が30.7%の減となった。非マカオ居民への住宅ローン貸付が大幅に減少したことが総額を押し下げているかたち。
未完成物件に対する新規貸し付けは8,117万パタカで前月比15.0%増。うちマカオ居民によるものが同95.8%を占め、22.7%増、非居民は同53.0%の減。
商業物件への新規貸付は前月比63.0%の大幅増で51億パタカに及ぶ。内訳はマカオ居民によるものが99.1%を占める。金額ベースでは、マカオ居民によるものが同67.3%、非マカオ居民で59.1%の減。
2012年10月末締めの未返済住宅ローン残高は940億パタカで前月比2.6%増、うちマカオ居民が92.4%を占めた。商業物件は同656億パタカで0.1%増、うちマカオ居民が91.2%となっている。
なお、返済滞納率は前月と同水準で、住宅ローンが0.05%で前月から0.01%減、逆に商業物件ローンは0.05%増の0.14%となった。