タイパ島「動く歩道」ネットワーク拡充へ

マカオ政府交通事務局と土地工務運輸局は19日、タイパ島北部の「動く歩道(自動歩行系統)」ネットワーク拡充について、具体的ルートや建設方式を明らかにした。

すでに運用を開始しているヴェネチアンマカオ西口とタイパビレッジを結ぶ望德聖母灣大馬路歩行系統の成功を受けたもの。今回、具体的な敷設計画が発表されたのはタイパ中央公園南側の基馬拉斯大馬路、大型公営マンション「湖畔大廈」に近い孫逸仙博士大馬路、澳門運動場一帯エリア。「空中歩行緑廊」呼ばれる緑化を施した歩道橋形式を採用する。

将来的に競馬場前、マカオ運動場前に設置される新交通システム(LRT)駅とタイパ島北区の住宅密集地及び観光地の間を動歩道ネットワークで接続する予定。政府は動く歩道やエスカレーターの設置について、今後マカオ半島を含む市内各所で計画している。これらをLRT駅やバスターミナルと接続し、公共交通の利用促進による環境負荷軽減を目指し、同時に安全で快適な歩行環境を確保したい考え。

基馬拉斯大馬路(タイパ中央公園南側)の動く歩道完成予想図 (c) DSSOPT 土地工務運輸局

基馬拉斯大馬路(タイパ中央公園南側)の動く歩道完成予想図 (c) DSSOPT 土地工務運輸局

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