訪日マカオ人観光客2人死傷、レンタカーで衝突事故=岐阜・中津川市
- 2016/1/21 18:10
- 社会・政治
1月21日未明、岐阜県中津川市の国道でマカオから日本を訪れていた25歳の男女が乗ったレンタカーが反対車線側にある信号機の柱に衝突する事故が発生し、助手席の男性が死亡、運転していた女性が重体という。
同日午後、マカオメディアが日本メディアの報道などを元に一斉に報じた。マカオの政府系放送局TDMのラジオニュースによれば、2人は1月20日にマカオを出発し、香港経由で日本に入国していたといい、名古屋市内でレンタカーを借り、岐阜県の下呂温泉方面に向かっていたものとみられるとのこと。
事故当時、現場付近は雪が残っており、路面が凍結していたことから、警察は車がスリップしたものとみて詳しい状況を調べているという。なお、レンタカーは冬用タイヤを装着していたとのこと。
女性は病院に意識不明とされていたが、TDM記者が女性の友人を通じて確認したところ、すでに意識を回復したという。ただし、大ケガを負っており、入院治療が必要とのこと。亡くなった男性はマカオ治安警察局の交通警察官で、休暇中だったという。
マカオ政府観光危機管理オフィスは日本にある中国領事館から事故の報告を受けたといい、関連部門と連携して死傷者家族への連絡などの対応にあたっているという。
マカオは香港の西およそ70キロに位置する。当地は年間を通じて温暖な気候のため、雪が降ることや路面が凍結することはまずない。
マカオは道路交通に関する条約(ジュネーブ交通条約)締結地域であることから、国際免許証を取得すれば同条約締結国の日本で自動車を運転することができる。マカオも日本と同じ左側通行で、主に右ハンドルの車が走っている。