香港ドラゴン航空がキャセイドラゴン航空へブランド変更

香港の航空大手キャセイパシフィックグループは1月28日、キャセイパシフィック航空が2006年に完全子会社化した香港ドラゴン航空のブランド名を「キャセイドラゴン航空」へ変更すると発表。新機体デザイン案も紹介された。

ブランド名を「キャセイ」に統一する理由について、同グループではキャセイパシフィック航空の持つ国際的な知名度と香港ドラゴン航空の持つ充実した中国本土路線ネットワークのシナジー効果を狙ったものとのこと。

なお、ブランド名は統一するが、2社は従来通りそれぞれのライセンスで運航を行うとし、合併ではないという。香港ドラゴン航空独自の高品質なサービス、中国料理や香港式点心といった人気の機内食についても継続して提供する意向だ。龍をあしらったロゴも新機体デザインの中に残る。

今後、香港ドラゴン航空のロゴ及び機体デザインの変更作業を順次進めていくとし、新デザイン1号機となるエアバスA330-300型機が今年(2016年)4月のデビューを予定しているとのこと。

香港ドラゴン航空は日本路線にも積極的に進出していることで知られ、現在、香港と日本の東京(羽田)、広島、福岡、沖縄(那覇)を結んでいる。

キャセイドラゴン航空の新機体デザイン。写真中央左がキャセイパシフィック航空のアイヴァン・チュCEO、中央右が香港ドラゴン航空のアルジャーノン・ヤウCEO=1月28日(写真:Cathay Pacific Group)

キャセイドラゴン航空の新機体デザイン。写真中央左がキャセイパシフィック航空のアイヴァン・チュCEO、中央右が香港ドラゴン航空のアルジャーノン・ヤウCEO=1月28日(写真:Cathay Pacific Group)

関連記事

最近の記事

  1.  在香港日本国総領事館は11月22日、同月14日に澳門日本会に対する在外公館長表彰授与式が執り行わ…
  2.  マカオ市政署(IAM)は11月21日、マカオ半島のギアの丘(松山)に位置する史跡「松山軍用隧道(…
  3.  マカオ政府衛生局(SSM)は11月22日夜、同日マカオ域内で輸入性デング熱感染を新たに1例確認し…
  4.  マカオ治安警察局は11月21日、他人の身分証を使用してカジノへ入場した上、賭博で獲得した得たポイ…
  5.  冬のマカオの街を美しく彩る毎年恒例のイルミネーションイベント「ライトアップマカオ2024(中国語…

ピックアップ記事

  1.  マカオ政府旅遊局(MGTO)が国際旅客誘致策の一環として今年(2024年)1月1日から実施してい…
  2.  マカオ政府は6月17日、政府がコタイ地区の南東部に位置する約9万4000平米の国有地を活用し、約…
  3.  マカオで統合型リゾート(IR)を運営するサンズチャイナと米国のホテル大手マリオットインターナショ…
  4.  マカオの新交通システム「マカオLRT(Light Rapid Transit)」を運営するマカオ…
  5.  マカオのマカオ半島側とタイパ島を結ぶ4番目の跨海大橋となる「マカオ大橋(澳門大橋/Ponte M…

注目記事

  1.  日本の三菱重工業は2月29日、マカオ政府公共建設局(DSOP)から、マカオLRT(Light R…
  2.  マカオ治安警察局は3月5日、東京などからマカオへ向かう航空機内で窃盗を繰り返したとして中国人(中…
  3.  日本も出場した女子バレーボールネーションズリーグ(VNL)予選第2週のマカオ大会が5月28日から…
  4.  去る12月23日夜、日本の歌手・近藤真彦さんがマカオ・コタイ地区にある統合型リゾート「MGMコタ…
  5.  豪華絢爛な大型IR(統合型リゾート)を中心としたカジノが目立つマカオだが、実は競馬、サッカー及び…
香港でのビジネス進出や会社運営をサポート

月刊マカオ新聞

2024年12月号
(vol.138)

マカオに取材拠点を置くマカオ初、唯一の月刊日本語新聞「マカオ新聞」。ビジネスと観光、生活に役立つ現地マカオ発の最新トピックを月刊でお届けいたします。記事紹介及び閲覧はこちらへ。

ページ上部へ戻る
マカオ新聞|The Macau Shimbun