マカオのホテル客室稼働率80.5%=供給増と中国本土旅客減で6ポイント下落
- 2016/1/29 12:16
- 産業・経済
マカオは人口64万人、面積30平方キロという小さな街だが、世界遺産やカジノを核とした大型IR(統合型リゾート)に加え、マカオグランプリなどの国際イベントが数多く開催されるアジア有数の観光都市として知られる。
昨年(2015年)通期の訪マカオ外客数は延べ3071万4628人となり、前年から2.5%減だったものの3000万人の大台を2年連続突破した。
マカオ政府統計調査局が1月28日に公表した最新統計で、昨年通期の平均ホテル客室稼働率が前年から6.0ポイント下落となる80.5%だったことが明らかとなった。
前年同月比で客室稼働率が下落している要因として、昨今の相次ぐ新ホテル開業により供給客室数2ケタ増となったことが挙げられる。
ホテル等級別の客室稼働率は、5つ星が前年同月から5.3ポイント下落の82.2%、4つ星が8.6ポイント下落の79.2%、3つ星が5.9ポイント下落の79.7%。なお、5つ星ホテルの供給客室数が11.9%、4つ星ホテルが38.7%のそれぞれ増となっている点も考慮する必要がある。3つ星ホテルでは供給客室数に変動なし。
昨年末現在、マカオで営業中のホテル数は前年同月から8軒増の106軒、客室数は同15.6%増の3.22万室あり、このうち5つ星ホテルが5軒増の32軒で、客室数は全体の64.0%を占める2.06万室。
昨年のマカオのホテル宿泊客数は前年から2.1%減の1048.9万人。内訳は中国本土旅客が3.7%減の668.3万人、香港旅客が14.3%増の148.9万人、台湾旅客が5.6%増の37.9万人、韓国旅客が4.1%増の22.6万人だった。日本旅客は5.9%減の16.2万人で、66.9%が5つ星ホテル、25.5割が4つ星ホテルへの宿泊だった。
マカオ政府土地工務運輸局が公表した資料によると、近い将来、マカオのホテル客室数は5万室を上回る規模となる見通し。