交通系ICカード「マカオパス」累計発行枚数220万枚に=街ナカ普及進む

マカオパス運営会社が1月28日に開催された同社の年次イベントで明らかにした内容によると、マカオの交通系ICカード「マカオパス(澳門通)」の累計発行枚数が220万枚に達したという。マカオパスが初登場したのは2007年のこと。

マカオパスの読み取り端末の設置台数は3600台、2015年の1日あたりの利用件数は前年から20%増となる延べ60万回に上ったといい、マカオの人口はおよそ64万人であることから、市民が1日1回使用している計算になる。また、少額決済市場におけるシェアは99%を占めたとのこと。

マカオパスは当初こそ路線バスの運賃支払い手段としての利用が中心だったが、街ナカにおける読み取り端末設置スポットの普及に伴って電子マネーの利用シーンが増えているようだ。月間で、マカオパスを使ってコンビニエンスストアで買い物をする人が60万人おり、自販機で販売される飲料は30万本を超えるという。

「マカオパス」のイメージ(資料)—本紙撮影

「マカオパス」のイメージ(資料)—本紙撮影

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