マカオのVIPゲーミング市場「すでに安定」=GEG副会長コメント
- 2016/2/3 13:09
- カジノ・IR
中国本土における反汚職キャンペーンなどの影響により、これまでマカオのカジノ売上の大半を稼ぎ出してきたVIPゲーミング市場の大苦戦が伝えられている。
1月27日付マカオ政府公報によれば、マカオ政府のカジノ監理部門、博彩監察協調局(DICJ)からライセンスを獲得したカジノVIPルームプロモーターにあたるジャンケット事業者の数は141となり、1年間でおよそ23%が姿を消した。ちなみに、最盛期には300を上回る業者が存在した。
マカオの日刊英字経済紙マカオビジネスデイリーが2月2日に報じた記事によると、マカオのカジノ経営ライセンスを保有する6陣営の一角、ギャラクシーエンターテイメント(GEG)のフランシス・ルイ副会長は同月1日、香港で地元記者の取材を受けた際、マカオのVIPゲーミング市場はすでに安定しており、最悪の時期は脱したとコメント。加えて、一昨年、昨年と2年連続で前年割れとなったマカオのカジノ売上について、今年はプラスとなるだろうとの見通しを示したとのこと。
マカオの昨年の累計カジノ売上は前年から34.3%減となる2308.4億パタカ(日本円換算:約3.4兆円)、月次では今年1月まで20ヶ月連続で前年割れを記録している。