マカオ警察が闇カジノ摘発…経営者ら15人拘束、4500万円相当のチップ押収=マンションの一室に開設

マカオ治安警察局は2月3日、マカオ半島北東部の住宅街にあたる黒沙環地区の高級マンションの一室に開設されていた闇カジノの摘発を行い、経営者とみられる人物を含む男女15人の身柄を拘束した。

マカオの政府系放送局TDMが同日夕方のラジオニュースで報じた内容によれば、治安警察局が電話通報を受け内偵捜査を進めてきた事案とのこと。

摘発を受けた闇カジノ=2月3日、マカオ・黒沙環(写真:マカオ治安警察局)

摘発を受けた闇カジノ=2月3日、マカオ・黒沙環(写真:マカオ治安警察局)

今回の摘発で身柄を拘束された15人の内訳はマカオ人11人、香港人1人、中国人(本土)2人、マレーシア人1人で、年齢は22〜35歳。中国人のうち1人は不法入境者だった。また、室内からゲーミングテーブルにあった27万香港ドル(日本円換算:約405万円)相当分を含む合計300万香港ドル(約4500万円)相当の自製ゲーミングチップ及びパソコン16台が押収されたという。

世界最大のカジノ都市として知られるマカオだが、カジノ施設は当局による厳格な監理の下に運営されている。目下、マカオでは6陣営がカジノ経営ライセンスを保有しており、営業中のカジノ施設数は合計33ヶ所(2015年12月末現在)となっている。

闇カジノを経営していたとされる被疑者2人と警察が押収した証拠品=2月3日(写真:マカオ治安警察局)

闇カジノを経営していたとされる被疑者2人と警察が押収した証拠品=2月3日(写真:マカオ治安警察局)

関連記事

最近の記事

  1.  マカオ・コタイ地区にある複合リゾート「リスボエタマカオ(澳門葡京人)」併設のショッピングアーケー…
  2.  在香港日本国総領事館は11月22日、同月14日に澳門日本会に対する在外公館長表彰授与式が執り行わ…
  3.  マカオ市政署(IAM)は11月21日、マカオ半島のギアの丘(松山)に位置する史跡「松山軍用隧道(…
  4.  マカオ政府衛生局(SSM)は11月22日夜、同日マカオ域内で輸入性デング熱感染を新たに1例確認し…
  5.  マカオ治安警察局は11月21日、他人の身分証を使用してカジノへ入場した上、賭博で獲得した得たポイ…

ピックアップ記事

  1.  マカオ政府旅遊局(MGTO)が国際旅客誘致策の一環として今年(2024年)1月1日から実施してい…
  2.  マカオ政府は6月17日、政府がコタイ地区の南東部に位置する約9万4000平米の国有地を活用し、約…
  3.  マカオの新交通システム「マカオLRT(Light Rapid Transit)」を運営するマカオ…
  4.  マカオのマカオ半島側とタイパ島を結ぶ4番目の跨海大橋となる「マカオ大橋(澳門大橋/Ponte M…
  5.  マカオで統合型リゾート(IR)を運営するサンズチャイナと米国のホテル大手マリオットインターナショ…

注目記事

  1.  去る12月23日夜、日本の歌手・近藤真彦さんがマカオ・コタイ地区にある統合型リゾート「MGMコタ…
  2.  日本の三菱重工業は2月29日、マカオ政府公共建設局(DSOP)から、マカオLRT(Light R…
  3.  日本も出場した女子バレーボールネーションズリーグ(VNL)予選第2週のマカオ大会が5月28日から…
  4.  マカオ治安警察局は3月5日、東京などからマカオへ向かう航空機内で窃盗を繰り返したとして中国人(中…
  5.  豪華絢爛な大型IR(統合型リゾート)を中心としたカジノが目立つマカオだが、実は競馬、サッカー及び…
香港でのビジネス進出や会社運営をサポート

月刊マカオ新聞

2024年12月号
(vol.138)

マカオに取材拠点を置くマカオ初、唯一の月刊日本語新聞「マカオ新聞」。ビジネスと観光、生活に役立つ現地マカオ発の最新トピックを月刊でお届けいたします。記事紹介及び閲覧はこちらへ。

ページ上部へ戻る
マカオ新聞|The Macau Shimbun