勵盈が落札、大型SC建設へ―横琴新区マカオ企業向け区画

横琴新区で公開入札が行われた5区画の土地のうち、マカオ企業向け1区画を澳門勵盈投資有限公司が落札したことが分かった。落札価格は2億5700万人民元で、勵盈では総額16億人民元を投じて南欧風ショッピングセンター(SC)を建設する計画という。

21日、22日に地元有力紙「澳門日報」などが報道したところによると、該当区画への入札は勵盈の一社のみで、底値での落札だった。土地面積3万㎡、容積率2.0の商業用地で、落札額2億5700万人民元、平米単価は4,200人民幣。横琴イミグレーションの目の前で、将来的に広珠都市間鉄道とマカオ新交通システム(LRT)の横琴駅とつながる非常に商業価値の高い立地(横琴新区管理委員会牛敬主任)という。

なお、マカオ企業向け区画への応札が最終的に一社のみとなった背景には、現時点で横琴新区が開発途上にあることから、ひとまず様子見という慎重な姿勢によるもの。しかし、マカオ企業からの関心は非常に高く、条件を満たした5社が応札準備を進めていたという。今回、勵盈が第一歩を踏み出したことで、他社も追随する可能性が高まってきた。

勵盈の周錦輝(David Chow)代表によると、今回落札した土地にマカオらしいマヌエル様式(大航海時代ポルトガルの代表的建築様式)の南欧風の大型SCを建設し、横琴新区のランドマークにしたいとのこと。SCの規模は建築面積15万3千㎡、総額16億人民元を投じ、4年後の開業を目指す。すでにテナント誘致に向け日本や香港の企業と接触しているとのこと。

澳門勵盈投資有限公司はマカオのフィッシャーマンズワーフ(澳門漁人碼頭)やランドマークホテル(澳門置地廣場酒店)、北京のレジェンデールホテル(北京勵駿酒店)などのホテル・レジャー施設を傘下に持つ勵盈グループのトップ、周錦輝氏夫妻により今年設立された企業。周氏は政財両面に精通マカオの有力実業家の一人。中国本土とのパイプも太い。

開発が進む横琴新区(写真はイメージ)―本紙撮影

開発が進む横琴新区(写真はイメージ)―本紙撮影

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