稀少動物レッサーパンダのマカオ誘致、16年末頃実現見通し=コロアン島の石排灣郊野公園へ

マカオ政府は、稀少動物レッサーパンダのコロアン島・石排灣郊野公園への誘致計画を進めている。園内に昨年(2015年)秋までに展示・飼育施設が完成しており、あとは「主役」の到着を待つばかりだ。

マカオの政府系放送局TDMが2月13日夕方のラジオニュースで報じた内容によると、施設を管轄する政府民政総署管理委員会の梁冠峰委員は同日、中国中央の関連機関と調整を進めているが、絶滅危惧種にあたることから手続きに時間がかかるとし、実際にマカオに動物が到着するまで、個体の選定を含めて10ヶ月程度かかるとの見通しを示したとのこと。また、マカオにやって来る個体の数については、少なくとも一組のつがいで、具体的な数は追って確定するとした。すでに飼育スタッフのトレーニングも行っているという。

今回のレッサーパンダの誘致が実現すれば、マカオでは初めてのケースとなる。

コロアン島の石排灣郊野公園(資料)—本紙撮影

コロアン島の石排灣郊野公園(資料)—本紙撮影

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