マカオ、元検察トップらに汚職の疑い
- 2016/2/28 10:42
- 社会・政治
マカオ特別行政区清廉委員会(廉政公署、以下CCAC)は2月27日夜にプレスリリースを出し、昨年(2015年)に通報を受けたマカオ検察院の元トップ及び高官らが絡む汚職疑惑について、捜査を進めていることを明らかにした。
CCACの発表によれば、前検察トップ及び高官らは民間企業の担当者と共謀し、2004年から2014年にかけて検察院が外注する大半の工事やサービスを高値で受注させ、その見返りとして金銭を得ていた疑いがあるとのこと。なお、発注総額は最高で1.67億パタカ(日本円換算:約23.8億円)、見返りは少なくとも4400万パタカ(約6.3億円)に上るという。
すでに関係者らは詐欺、職権乱用、文書偽造などの罪で司法機関命令による勾留、出境禁止、公職停止などの強制処分を受けているとのこと。