マカオの16年1月住宅不動産市場、取引数2割増も平均平米単価は2ケタ下落
- 2016/3/1 10:46
- 産業・経済
マカオ政府財政局が2月29日に公表した最新統計によると、今年(2016年)1月の住宅売買・移転にかかる不動産印紙税の対象となった取引件数は前年の同じ月からおよそ2割増となる402件だった。
平均平米単価については前月から5%、同14.7%の下落となる7万3066パタカ(日本円換算:約102.5万円)だった。
マカオ経済の屋台骨といえるカジノ売上が一昨年(2014年)6月から今年1月まで20ヶ月連続で前年割れとなっていることに加え、相次ぐ人民元の切り下げ、中国本土及び香港市場の株安などが重なっている状況で、マカオの住宅不動産市場についても冴えない状況が続いている。