マカオ、女子トイレ盗撮容疑で中国人博士研究生逮捕=画像と動画2千点以上保存
- 2016/3/25 20:43
- 社会・政治
マカオ治安警察局は3月24日、マカオの某大学キャンパス及び中国本土のショッピングモールの女子トイレで盗撮行為を繰り返した疑いで、この大学に在籍する中国・四川省出身の博士研究生の男(28)を逮捕、送検したことを明らかにした。
3月22日夜、マカオの某大学の修士研究生の女性がキャンパスの女子トイレ個室で用を足していた際、何者かに盗撮されていることに気づいて大声を上げたところ、別の個室から男が出てきたという。女性が警備員の助けを得て男を取り押さえ、警察に通報した。
男は警察の取り調べに対し、当初は間違えて女子トイレに入っただけだと盗撮行為を否認したという。しかし、警察が男の同意を得た上で所持品の携帯電話、ノートパソコン及びクラウドアプリのデータを確認したところ、およそ2000点の画像と170点の動画が保存されていたことがわかり、大多数が盗撮したものだったという。また、クラウド上に保存されていた動画データのうち9点がキャンパスの女子トイレ個室で盗撮されたものとみられ、少なくとも5人の女性被害者の姿が映っていたとのこと。
その後、男は一転して犯行を認め、昨年(2015年)8月からマカオの大学キャンパス及び中国本土のショッピングモールの女子トイレで複数回に渡って盗撮したこと、動機については研究と生活のストレス発散のためだったなどと供述したという。