マカオの16年2月住宅不動産市場、前月から取引件数大きく落ち込むも平均平米単価は維持
- 2016/3/31 15:12
- 産業・経済
マカオ政府財政局が3月31日に公表した最新統計によると、今年(2016年)2月の住宅売買・移転にかかる不動産印紙税の対象となった取引件数は前月のおよそ3分の2、前年の同じ月から14%減となる268件だった。
平均平米単価については前月から1%未満のわずかな上昇、前年の同じ月から17.5%下落の7万3733パタカ(日本円換算:約102.5万円)だった。
マカオ経済の屋台骨といえるカジノ売上が一昨年(2014年)6月から今年2月まで21ヶ月連続で前年割れとなっていることに加え、相次ぐ人民元の切り下げ、中国本土及び香港市場の株安などが重なっている状況で、マカオの住宅不動産市場についても冴えない状況が続いている。