マカオ航空の16年第1四半期業績、主要指標いずれも好調

このほどエアチャイナ(中国国際航空)が公表した今年(2016年)第1四半期(1〜3月)業績資料によれば、子会社にあたるマカオ航空の業績が好調だったようだ。

マカオ航空の今年第1四半期の旅客部門については、有効座席キロは前年同期から21.23%増の16.177億キロ、輸送旅客量は35.23%増の69.19万人、有償座席利用率は8.33ポイント改善の73.5%。

利益および売上高についての言及はなかったが、有償旅客キロ売上は36.71%増の11.896億人民元(日本円換算:約198億円)だった。

カーゴ部門については有償輸送トンキロ売上が35.87%増の1.254億人民元(約21億円)、有効貨物トンキロ利用率は7.08ポイント改善の66.8%。

マカオ国際空港を本拠地とするマカオ航空はマカオのフラッグシップキャリア的存在で、中国4大航空会社の一角にあたるエアチャイナが7割弱、マカオ特別行政区政府が2割強の株を保有する。世界的なアライアンスには加入していないが、エアチャイナ、全日空、アシアナ航空、タイ国際航空といったスターアライアンス系航空会社を中心にコードシェアを行い、マイレージサービスではエアチャイナ、全日空と提携。現在、マカオと日本(東京・成田、大阪・関西、福岡)間の直行定期便を運航する唯一の航空会社となっている。設立年はマカオ国際空港の開港の前年にあたる1994年で、昨年末時点の使用航空機は18機、平均機齢は9.32年。

マカオ国際空港に駐機するマカオ航空機(資料)—本紙撮影

マカオ国際空港に駐機するマカオ航空機(資料)—本紙撮影

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