香港、今冬インフル流行期収束=1月以降の累計死者数208人に
- 2016/5/19 8:39
- 香港・大湾区
香港政府衛生署衛生防護センターは5月18日、最新のモニタリングデータによる情報を元に、今年(2016年)1月下旬から始まったインフルエンザ流行期が収束を迎えたと発表した。
今年1月1日から同日までのインフルエンザによる集中治療室での治療を必要とした患者数は403人で、このうち死亡した人の数は208人に達した。死者数の内訳は成人が205人、子供が3人。
同センターによれば、インフルエンザ流行のピークは2月下旬。2月はH1型が流行、3月以降はH1型に加えてB型が同時に流行したとのこと。学校での集団感染も目立ったという。
昨年は直近5年で最も深刻なシーズンとなり、重症インフルエンザによる死者が400人を超えたことも記憶に新しい。
香港の面積はおよそ1100平方キロメートル、人口はおよそ700万人で、いずれも東京都のおよそ半分にあたる。