マカオ国際空港、5月の旅客数8.6%増の52万人=過去最多の前年上回るペース持続

マカオ国際空港運営会社にあたるCAMは6月3日、今年(2016年)5月の運営実績を公表。同社のプレスリリースによれば、旅客数は前年同月比8.6%増の延べ52万人、航空機発着回数は5.7%増の延べ4800回を記録した。

旅客の出身地別では東南アジアが13.6%、台湾20.4%のそれぞれ増加だったが、中国本土路線は6.7%の下落だった。

その他のトピックとして、5月17日にはロシアの航空会社、ロイヤルフライトがモスクワとの間に週2往復のプログラムチャーター便を就航。マカオ国際空港にとって、ひさしぶりの欧州直行便が復活するかたちとなった。

マカオ国際空港では、開港20周年にあたる昨年(2015年)には旅客数が前年比6.4%増の580万人となり、開港以来最多を記録。今年1〜5月の累計旅客数は前年の同じ時期から13%増となる延べ約264万人に達しており、今年に入って以降も上昇トレンドを維持している。

マカオ国際空港は1995年に開港。開港当初の短期間、ポルトガル・リスボンとの「国内線」が運航されていたこともあるが、現在は東北及び東南アジアとの短距離路線が主で、LCC(格安航空会社)の誘致に積極的なことでも知られる。

マカオ国際空港の出発ロビー(写真:CAM)

マカオ国際空港の出発ロビー(写真:CAM)

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