6月26日夜、マカオ・コロアン島の石排灣郊野公園内にあるマカオジャイアントパンダパビリオンで飼育・展示されているつがい(オス:カイカイ=7歳、メス:シンシン=8歳)に双子の赤ちゃん(性別未発表)が誕生した。マカオでのジャイアントパンダの2世誕生は今回が初めて。
同館を管轄するマカオ政府民政総署(IACM)は6月27日午後、出産後の経過や今後の予定などについて記者発表を行った。
双子の出生児の体重は135グラムと53.8グラムで、前者が「大孖(大きい子)」、後者が「細孖(小さい子)」と呼ばれているとのこと。命名に関しては今後各方面と調整の上で適切な時期に発表するとした。双子はマカオで飼育を続ける予定といい、市民や観光客が成長の様子を見守ることができそうだ。
(>>その他の写真は「マカオ新聞」公式フェイスブックの記事参照)
マカオジャイアントパンダパビリオンは、今月(2016年6月)14日から7月11日まで、繁殖計画を円滑に実施するとの理由で休館中。予定通り7月12日に再開する方向とのことだが、当初はオスのカイカイのみの展示になり、母子揃っての一般公開時期は半年後が目安になる見通し。
なお、大孖は体毛が濃く、体長も大きく、爪もしっかりしているというが、平均より軽い体重で生まれた細孖は体毛の密度が薄く、人間の親指ほどの非常に小さいサイズとのこと。細孖については今後しばらく人工哺育を続け、一定のサイズに達したところでシンシンの傍に戻す予定という。