マカオカジノIR運営MCE、16年Q2増収増益=新IR開幕効果

マカオのカジノ経営ライセンスを保有する6陣営の一角、メルコ・クラウン・エンターテインメント(以下、MCE)は8月4日、今年第2四半期(2016年4〜6月)の業績を発表した。

同社発出の資料によれば、第2四半期の監査前、米国会計基準による売上高は前年同期比17%増の10億7040億米ドル(日本円換算:約1082億円)、調整後EBITDAは20%増の2億4530億米ドル(約248億円)、利益は27%増の3080万米ドル(約31億円)。

MCEはマカオで「シティ・オブ・ドリームズ マカオ」、「アルティラ マカオ」、「スタジオ・シティ」の3つのIR(統合型リゾート)及びスロットマシン専門カジノチェーンの「モカ・クラブ」、フィリピンでIR「シティ・オブ・ドリームズマニラ」を運営する。

同社は第2四半期の増収増益要因として、新IR「スタジオ・シティ」が昨年10月にオープンしたこと、「シティ・オブ・ドリームズ マニラ」のカジノ売上が増加したことを挙げている。なお、マカオの既存IR「シティ・オブ・ドリームズ マカオ」と「アルティラ マカオ」のカジノ売上はいずれも減少だった。

スタジオ・シティ(資料)=マカオ・コタイ地区-本紙撮影

スタジオ・シティ(資料)=マカオ・コタイ地区-本紙撮影

関連記事

Print Friendly, PDF & Email

最近の記事

  1.  マカオ司法警察局は9月5日、マカオで無資格にも関わらず薬剤の注射による美容医療行為に従事したとし…
  2.  マカオ政府統計・センサス局は9月6日、今年(2024年)5〜7月期の住宅価格指数を公表。 …
  3.  マカオではアフターコロナで社会・経済の正常化が進んだ昨年(2023年)から歩行者による禁止場所で…
  4.  マカオの多くのカジノ施設が航空会社のマイレージ制度と似た会員プログラムを提供しており、入会するこ…
  5.  マカオ司法警察局は9月5日、マカオの高齢者を狙った特殊詐欺(電話詐欺)事案に関与したとして20代…

ピックアップ記事

  1.  マカオ・コタイ地区にある大型IR(統合型リゾート)「スタジオ・シティ(新濠影滙)」運営会社は1月…
  2.  豪華絢爛な大型IR(統合型リゾート)を中心としたカジノが目立つマカオだが、実は競馬、サッカー及び…
  3.  マカオ政府旅遊局(MGTO)が国際旅客誘致策の一環として今年(2024年)1月1日から実施してい…
  4.  シンガポール発の国際ラグジュアリーホテルブランド「カペラ」がマカオ初進出することがわかった。カペ…
  5.  マカオの新交通システム「マカオLRT(澳門輕軌)」タイパ線の媽閣駅延伸部が12月8日に開業。マカ…

注目記事

  1.  日本政府は8月22日、早ければ同月24日にも東京電力福島第一原発におけるALPS処理水(以下、処…
  2.  去る12月23日夜、日本の歌手・近藤真彦さんがマカオ・コタイ地区にある統合型リゾート「MGMコタ…
  3.  日本も出場した女子バレーボールネーションズリーグ(VNL)予選第2週のマカオ大会が5月28日から…
  4.  マカオ治安警察局は3月5日、東京などからマカオへ向かう航空機内で窃盗を繰り返したとして中国人(中…
  5.  マカオは面積約30平方キロ、人口約68万人の小さな街だが、コロナ前には年間4000万人近いインバ…
香港でのビジネス進出や会社運営をサポート

月刊マカオ新聞

2024年9月号
(vol.135)

マカオに取材拠点を置くマカオ初、唯一の月刊日本語新聞「マカオ新聞」。ビジネスと観光、生活に役立つ現地マカオ発の最新トピックを月刊でお届けいたします。記事紹介及び閲覧はこちらへ。

ページ上部へ戻る
マカオ新聞|The Macau Shimbun