香港地下鉄観塘線延伸部が10月開通へ=油麻地〜黄埔間に2つの新駅…在留邦人にも恩恵

香港の九龍半島の南部の調景嶺(ティウケンレン)駅と油麻地(ヤウマァテイ)駅の間を結ぶ地下鉄路線(一部区間は地上及び高架線)のMTR観塘(クントン)線について、油麻地駅から先の何文田(ホーマンティン)駅、黄埔(ワンポア)駅に至る2.6kmの区間で延伸工事が進められているが、間もなく開通する見通しだ。

8月6日、香港政府運輸住宅局の張炳良(アンソニー・チャン)局長は何文田駅の建設現場を視察した際、延伸部の開通時期が今年(2016年)10月を予定していること、油麻地駅と黄埔駅間の所要時間は5分で、現行の20分から大幅に短縮されることなどを明らかにした。すでに試運転も始まっており、具体的な開通日の発表を待つばかりとなっている。

今回、張局長が視察した何文田駅は8つのフロア、5つの出口を擁し、現在建設中で2019年にも開通予定の九龍半島を南北に貫く地下鉄新線(通称:沙中線)と十字に交差するMTR最大の乗換駅となる予定。

黄埔周辺は在留邦人が多く住むエリアとして知られ、新駅開業による生活利便性向上といった恩恵が期待される。

何文田駅を視察する香港政府運輸住宅局の張炳良局長(写真:news.gov.hk)

何文田駅を視察する香港政府運輸住宅局の張炳良局長(写真:news.gov.hk)

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