韓国人男性がマカオ外港フェリーターミナルのトイレで首吊り自殺

8月30日午前8時頃、マカオの主要な海の玄関口として知られる外港フェリーターミナル2階にある公衆トイレの個室内で男性が首を吊っているのが見つかった。

マカオ司法警察局の発表によると、第一発見者は清掃員で、長い時間に渡って個室のドアが閉まったままだったため、不審に思って中を確認したところ、パーカーの紐を首に巻き、ドアの鍵の部分に絡ませた状態で男性が首を吊った状態の男性の姿があったという。清掃員が警察に通報した後、すぐに救急隊員が駆けつけたが、すでに男性は死亡していたとのこと。

初期調査結果では、男性の頸部に紐の痕がはっきりと残っていたこと、その他の部位に傷痕などの事件性につながる疑わしい点がないことから、同局では自殺とみて詳しい調査を進めているという。なお、身元については、男性はパク姓の韓国人(48)と公表されている。

マカオ外港フェリーターミナル外観(資料)―本紙撮影

マカオ外港フェリーターミナル外観(資料)―本紙撮影

マカオ外港フェリーターミナルは香港及び広東省沿岸部の各都市との間を往来する高速船、ヘリコプターが発着し、24時間運用されている。

近年、マカオを訪れる韓国人旅客が急増しており、2014年に初めて年間50万人の大台を突破し、過去最高の55.4万人を記録。2015年は夏期に流行したMERS(中東呼吸器症候群)の影響を受けて一時落ち込んだことから前年から0.1%減となったが、2年連続で大台を突破した。訪マカオ旅客に占める国・地域別の順位では中国本土、香港、台湾に次ぐ4位で、5位の日本(28.2万人)を大きく上回る。

マカオ外港フェリーターミナル内観(資料)―本紙撮影

マカオ外港フェリーターミナル内観(資料)―本紙撮影

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