マカオ国際旅行博開幕=日本はレール&ドライブ旅を提案、鬼太郎とコナンも登場
- 2016/9/2 21:16
- 澳日関係
9月2日、今年で第4回目となる大型トラベル見本市「マカオ国際旅行博覧会(MITE)」がマカオ・コタイ地区の大型IR(統合型リゾート)ヴェネチアンマカオ内のコタイエキスポホールDで開幕した。会期は4日まで。
主催者によれば、第4回MITEには28の国と地域から旅行代理店、ホテル、リゾート、観光地、旅行関連業界などの270ブースが出展しているという。
日本政府観光局(JNTO)と在香港日本国総領事館は会場中央に「レール&ドライブ」をテーマとした特設ステージ付きの大型ブースを構え、鉄道やレンタカーを利用た旅だからこそ出会える新たな日本の魅力を提案。マカオでも知名度の高いアニメキャラクター「ゲゲゲの鬼太郎」の鬼太郎、「名探偵コナン」の江戸川コナンが出演するミート&グリートイベント、和紋のマスキングテープを使ったオリジナルうちわ制作、東海道新幹線の乗務員の制服を試着してセルフィー、カーナビ操作方法の説明コーナーなどを設け、来場者及び地元メディアからの注目を集めた。
日本ブースのプレスイベントに出席した在香港日本国総領事館の井川原賢首席領事は、マカオは中国大陸、東南アジア、ポルトガル語圏諸国とのつながりも深く、日本のツーリズム業界にとって重要な市場であるとの見方を示した。また、JNTO香港事務所の山田洋所長によれば、昨年(2015年)のマカオからの訪日旅客数は前年比78.1%増の8万4261人に達し、過去最高を記録したとのこと。
マカオは面積約30平方キロ、人口約65万人という小さな街だが、海外(中国本土、香港、台湾を含む)からマカオを訪れる旅客数は年間3千万人(延べ、以下同)を上回り、アジア有数の観光都市として知られる。