マカオ国際空港の到着階ロビーで連続放火か=被害は軽微

マカオ治安警察局は9月14日正午すぎ、マカオ・タイパ島にあるマカオ国際空港の旅客ターミナルビル到着ロビー階にある両替店の後方の壁面付近で黒焦げになった紙片が見つかったことを明らかにした。当時、両替店は営業中だった。

マカオの政府系放送局TDMがラジオニュースで報じた内容などによれば、これと前後して両替店に近い男性用トイレに設置されているペーパータオルから煙が上がっているのを空港職員が発見し、警察に通報。消防が現場に駆けつけた時点で煙は収まっていたため、消火活動の必要はなかったとの事。その後、マカオ司法警察局が現場に到着し、放火の疑いがあるとみて詳しい捜査を行っているという。両替店、トイレともに被害は軽微で、ケガ人がいるとの情報も入っていない。

事件現場は不特定多数が出入りできるパブリックエリアに位置している。

マカオ国際空港はマカオの主な空の玄関口として知られ、昨年(2015年)通期の旅客数は1995年の開港以来最多となるおよそ580万人に上った。マカオ国際空港と日本を結ぶ路線については、マカオ航空が東京(成田)と大阪(関西)にそれぞれ1日1往復、福岡に週4往復就航している。

マカオ国際空港(資料)=マカオ・タイパ島―本紙撮影

マカオ国際空港(資料)=マカオ・タイパ島―本紙撮影

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