毎年9月から10月頭にかけての週末や休日に開催される大型花火大会「マカオ国際花火コンテスト」が10月1日に閉幕した。通常の花火大会と異なり、国や地域を代表して出場する花火製造メーカーによる作品の美しさを競うコンペティション形式を採用しているのが特徴だ。
マカオ国際花火コンテストは1989年にスタートした歴史ある大会。今年(2016年)の第28回大会は9月3、10、15、24日及び10月1日に開催され、タイ、ポルトガル、英国、スイス、日本、韓国、イタリア、カナダ、ルーマニア、中国の代表チームが参加した。
10月1日夜、主催のマカオ政府旅遊局(MGTO)からコンテストの審査結果が発表され、5年ぶりの出場となった日本代表が6年ぶりの優勝を飾り、8000米ドル(日本円換算:約81万円)の賞金を獲得した。2位はルーマニア、3位はカナダ。
日本代表として出場したのは、東京・府中市に本社を置く丸玉屋小勝煙火店。中秋節にあたる9月15日に打ち上げが行われ、華麗に夜空を彩った大輪の花に鑑賞に集まった市民や観光客から大きな歓声が沸いた。
これで同大会における日本代表チームの成績は、優勝8回、2位5回、3位2回となった。丸玉屋小勝煙火店は日本代表として複数回の出場歴を持ち、1993年の第5回で優勝、2007年の第19回大会で3位という実績を持つ。