第63回マカオGP、全日本F3選手権トップの山下健太ら日本人ドライバーも多数参戦
- 2016/10/7 7:51
- ツーリズム
長い歴史を持つモーターレースの祭典として高い知名度と人気を誇るマカオグランプリ。今年(2016年)の「サンシティグループ第63回マカオグランプリ」は11月17日から20日までの4日間、マカオ市街地の公道を使用した「ギア・サーキット」を舞台に開催を予定している。
大会組織委員会は10月6日に記者会見を開き、今大会の見どころなどを紹介。看板レースとなるF3マカオグランプリが従来のインターコンチネンタルカップから国際自動車連盟(FIA)主導のワールドカップへ格上げとなった。また、前回大会からスタートしたFIA-GT3規定車両によるGTワールドカップも継続開催される。2つのワールドカップが同時開催されるのは世界で初めてのケースとなる。このほか、今年で50回目を迎えるモーターサイクルグランプリなど7つのレースの開催が予定されている。
今大会には世界各地からおよそ200人のドライバーが参戦を予定しているとのこと。多くの日本人選手がエントリーしていることも明らかとなった。
10月6日時点のリストでは、「F3マカオグランプリ」に2016全日本F3選手権(第17戦終了時点)でトップに立つ山下健太(所属チーム:ThreeBond with T-Sport)、3位の坪井翔(Team TOM’S)、5位の牧野任祐(Toda Racing)、7位の佐々木大樹(B-Max Racing Team)の4人、「GTワールドカップ」に吉本大樹(HubAuto Racing)、「マカオロードスポーツチャレンジ」には木下みつひろ(GTO Racing Team)のエントリーが確認できた。
なお、F3マカオグランプリには前々回、前回と2大会連続優勝したスウェーデンのフェリックス・ロゼンクビスト(SJM Theodore Racing by Prema)も参戦を予定しており、前人未到の3連覇に挑む。
F3マカオグランプリは若手ドライバーのF1への登竜門として知られる存在。アイルトン・セナやミハエル・シューマッハといったF1優勝経験者も複数輩出している。2001年に日本人初優勝を飾った佐藤琢磨も翌年からF1に参戦した。