第63回マカオGP、開幕まで1ヶ月…地元医師と消防局員らがレスキュー講習参加

長い歴史を持ち、世界的な知名度と人気を誇るモーターレースの祭典、マカオグランプリ。今年(2016年)の「サンシティグループ第63回マカオグランプリ」は11月17日から20日までの4日間、F3マカオグランプリ、GTワールドカップ、モーターサイクルグランプリなど7つのレースの開催が予定されている。

マカオグランプリといえば、市街地の公道を使用した全長6.2kmの「ギア・サーキット」を舞台にレースが開催されることで知られる。すでにサーキット周辺では観覧席やガードレールの設置作業が始まっており、街はグランプリモードに突入している。

マカオグランプリ大会組織委員会がFIAと合同で実施したレスキュー訓練の様子=10月16日、マカオグランプリビル(写真:MGPOC)

マカオグランプリ大会組織委員会がFIAと合同で実施したレスキュー訓練の様子=10月16日、マカオグランプリビル(写真:MGPOC)

開幕をおよそ1ヶ月後に控えた10月15、16日、大会組織委員会(MGPOC)と国際自動車連盟(FIA)が大会ファストレスキューコンサルタントのジャン・ジャック・イセルマン医師、FIAメディカルスタッフのジャック・トロペナ医師を招聘したレスキュー講習を実施。講習には地元の医師20人と消防局員60人が参加し、講義、模擬レース事故訓練、レスキュー実習の後、テストに臨み、合格者にはFIAによる認定証が交付された。

マカオグランプリでは、2007年から地元スタッフによるレスキュー隊を構成しており、同年からFIAと合同でレスキュー講習を実施してきた。これまでに延べ500人以上が関連講習を修了し、グランプリでの仕事に従事したという。

ギア・サーキット周辺では観覧席やガードレールの設置作業が進んでいる=10月13日、リスボアベント前-本紙撮影

ギア・サーキット周辺では観覧席やガードレールの設置作業が進んでいる=10月13日、リスボアベント前-本紙撮影

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